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1極限まで薄く

薄さ0.6mmの飲み口

一口に薄いと言っても、薄すぎると唇に当たる部分に違和感が生じ、良い飲み心地には繋がりません。0.1mmごとに試飲を重ね、0.6mmの厚みにたどり着きました。飲み口の断面に、できる限りの丸みを持たせつつ、口元の形状は滑らかな曲線を用いたことで、鋭くも優しい口当たりを実現しました。ラッパ状の形状も相まって、香りを楽しむことにも適しています。

2超ジュラルミンの高い熱伝導率と
最高クラスの硬度・強度

花冷えを口元まで伝える

花冷えとは日本酒を10度前後に冷やした温度の名称。超ジュラルミンは実は他の金属に比べ、熱伝導率が高い金属の1つ。是非、冷やした日本酒を注いでみてください。花冷えの日本酒の冷気が器の飲み口まで広がり、澄み渡る飲み心地を体感できます。

壊れない頑丈な素材

超ジュラルミンという素材は、アルミニウム合金の中でも最高クラスの硬度・強度を持ち、軽量さと耐久性が求められる航空機のパーツで採用されています。それゆえに何年使用しても壊れたり割れることの無い、高い堅牢性が備わっています。

3精度の高い金属切削

精度の高さが生む、美しい金属切削

伝統工芸であるガラスの切子細工からインスパイアされた模様は、直線や曲線で表現された緻密な加工がなされ、金属の切子細工とも呼べる表現になりました。航空・宇宙部品の厳しい安全基準をクリアした製品を作り続けてきた、技術力が生み出した製品です。また、金属切削で削られた金属粉のことを切粉(きりこ)と呼び、切子と切粉、切子細工と金属切削の意外な共通点も発見しました。

冷涼感を保つ切子模様

この特徴的な模様は単なる装飾ではありません。この凸凹が指の接する表面積を減らし、冷たいお酒が体温で温まるのを防ぎます。加飾ではなく、必然から生まれた造形なのです。